2016年3月23日水曜日

体重が減らないと肩身が狭いと云う話

 僕は、数年前までメタボでした。体重は72kgくらいでしたが、体脂肪率とか内臓脂肪とかが悪くて、人間ドックの血液検査でもいろいろと引っかかってました。これではいけないと思って、間食を控えたり、体を動かすようにしたんです。町の健康センターのマシンルームへ、週に1・2回通ったりしてました。おかげで、体重も64kgくらいまで落ちて、血液検査の成績も凄く良くなったんです。

 癌で入院することになって、手術を受けました。手術の翌日に体重を量ったら60kgでした。まあ、手術の前後は絶食ですし、内臓を切り取ったんですから、減るのは当たり前ですよね。その後、退院して63kgまで戻して、抗がん剤治療を受けることになりました。
 最初の1週間は、食欲も無くって、体重も62kgになりましたが、2週間目からは、食欲も回復して、64kgになりました。で、昨日から3回目の治療が始まったんですけど、体重を量ったら66.5kgあったんです。

 一応、抗がん剤の副作用で、胃の違和感とか、弱い吐き気みたいのは、あるんです。でも、胃腸を壊しているわけでないので、食べれちゃうんですよね。普通、気持ち悪いときって、胃に優しいものしかうけつけなくて、味の濃いものとか、揚げ物とか食べないでしょ。でもそういう、味付けのハッキリしたものが良いんです。何となく気分悪いなあと思いながら完食して、物足りないとお煎餅を食べたりして・・・。 
 
 結局、抗がん剤治療を受け始めてから、6週間で3kg以上体重が増えてしまいました。世間では、癌になると体重は減るとか、抗がん剤治療は大変だから体重が減るって思われてますから、みんなから「あれ、ちょっと太った?」なんて言われちゃうと、「お前ホントに癌なのかよ」って言われたみたいで、何か肩身が狭いんですよね。
 
 しかも、良くない体重の増え方をしているんですよ。運動してないのに食欲ばかり回復するものですから、昔のメタボ体型に確実に近づきつつあるんです。かといって、ゼローダ飲んでいる間は、マシンルームに通う気にもなれないし、困ってしまいました。って云うか間食しなければいいんですよね。