以前から違和感はあったんですけど、ついに五十肩になってしまいました。左腕が痛くって上がりません。
五十肩。
昔は四十肩と言われることが多かったように思います。最近は、50代になってから発症する人が多くなっているようで、五十肩という言い方の方が一般的になってきました。生活が改善されて、老化が遅くなっているのでしょうか。このままだと、六十肩なんていう時代も来るように思いますが、60代になってから、痛みが出てくるようだと、完全に他の病気を疑うべきだそうです。
それから、僕は、左利きで、左肩が痛くなりましたけど、必ずしも利き腕がなるというものでもないそうです。片方ずつ、時間差でなることはあっても、両肩が同時になることは無いとも云われています。
四十肩の記述は、江戸時代の書物にも出てくるそうで、極めて一般的な症状の1つですが、にもかかわらず、発症の詳しい原因などは、分からないことも多いようです。
正確に云うと、原因が分かっているものは、正式な病名が付きますので、五十肩とは、よく分からないけど具合が悪いと云う時の「風邪」みたいなもの、ということになります。
外国語には、これに相当する言葉は無いそうで、年をとれば肩が痛くなるのは当たり前。「肩が痛い」だけのことを、言い表す言葉など必要だとは思わなかったのでしょう。
広く言われていることは、「そのうち治る」ってことですね。整体に行ったりした結果、かえってこじらせてしまったなんて云う話もよく聞きます。
しかし、「ほっとけば良い」なんて気軽に言われているにしては、かなり辛いです。
一番つらいのは、横になって寝ているときです。枕を使うと、角度的に悪いみたいで、痛くてたまりません。市販の痛み止めを飲んだりしましたけど、寝不足な晩が続きました。
痛いほうの肩を上にして横向きに寝転がると若干楽になりましたが、下になった反対側の腕がシビれてくるという危険があります。
変な話ですけど、おトイレに行ったとき(特に大きい方)困ります。まあ、反対の手で用事をすれば良いだけの話なんですけど、長年使い慣れた左を使えないというのは、結構なストレスになります。
初音ミクのライブでは、昼の公演に備えて、11時頃に、調剤薬局で直接買ってきたロキソニンを飲みました。それから、夕の公演の前、16時頃にもう1回飲みましたよ。
そういえば、昨年3月の名古屋ライブは、抗がん剤の服用中でした。「初音ミクのライブにここまで懸けている俺って格好いい!」って、こういうのは「厨二病」ですね。
ところが、
こんな記事を書いている間に、いつの間にか治ってしまいました。
随分呆気ないように思います。腕も今まで通り上げることができますし、これって、ただの筋肉痛だったんでしょうか。五十肩は同じ側には再発しないと云われていますから、これで、もし再発したら、ただの筋肉痛でお騒がせだったということになります。
まあ、よく分からないから五十肩なんですよね。便利な言葉です。周りの人に説明するのも簡単だったし。詳しい原因も分からなければ、根本的な治療法も無いというのも、こういうことだったのでしょう。