2016年6月15日水曜日

ペットにも高度癌治療の時代だそうです

 昨日、エルプラットの点滴に行ってきました。七度目になります。ゼローダの服用も再開しました。いつのもの通り、最初に副作用止めの点滴を打ってくれるので、今は楽です。でも、副作用止めが切れる明日あたりからは、ちょっと気分も悪くなりがちになると思うので、ちょっと気持ちはブルーです。

 僕の通っている、癌の専門病院のすぐ近くに、ペットの高度な癌治療ができる動物病院が開業するようです。人間と動物ですから、2つの病院には、何も関連性など無いはずですが、わざわざこの場所で開業するというのが、経営戦略の妙なんでしょう。
 癌の手術の他に、血管造影装置を備えていて、カテーテルを挿入し、癌細胞に直接抗がん剤を注入するという治療も行うそうで、もはや、人間の最先端医療と何ら変わりがありません。

 飼い主にしてみれば、ペットは獣で無く家族だと云いますが、これを無保険で行うとすれば、いくらお金が掛かるのでしょうか。まあ、最近は、ペット保険なども充実していますから、そんなに心配するほどでもないかもしれませんね。逆に云えば、そういう時代だからこそ、こんな病院が成り立つのでしょう。

 ちなみに、犬と猫では、猫の方が安上がりだそうです。もっとも、猫って奴らは、飼い主にお世話になっているなんて、これっぽっちも思ってないでしょうけどねw
 それから、猫についてもう1つ。猫ブームにおける昨年度の経済効果は、2兆数千億円だそうです。聞いたとき、2千数百億円の間違いかと思いました。それでも凄いんですが、あと2年ほど続くと、東京オリンピックで期待されている経済効果を遥かに上回るそうです。

 人間の医療費の増加は、国の財政を圧迫していますが、ペットの医療費の増加は、経済効果として期待されますから、この手の病院が開業することは、歓迎されるべきことなんでしょう。

 で、僕についてですが、今回、エルプラットの点滴を受けたにしては、ほとんど痺れが無くって良い感じです。冷たい物への反応も、冷蔵庫の中の物を取るとき以外は、それほどピリピリきません。やっぱり、夏になったせいでしょうか。最初の頃は、ドアノブとか、吹いてくる風にさえ反応していましたからね。

 抗がん剤の副作用って、動物にもきっとあるんでしょうね。気分が悪くなったり、全身に痺れがあったりしたら、同じ仲間として、ちょっと可哀相な気がします。何故こんな事になっているのか、「インフォームドコンセント」を受けている僕らと違って、彼らは、何も知らないんですから。