2017年1月25日水曜日

術後1年、検診の結果を聞いてきました

 おかげさまで、向こう3ヶ月、人生の契約更新をしていただきました。
 
 このブログも、まもなく1年になります。今のところ、再発も転移も無いので、嬉しいかぎりですが、だんだんと、書くことが・・・。まあ、闘病ブログが、ネタ切れになりつつあるというのは、何とも幸せなことではあります。

 診察に入ると、主治医の先生が何となくニコニコしていたんで、大丈夫だろうと思いながらも、結果を聞く瞬間は、やっぱり緊張します。ただ、せっかく、異常なしって言っていただいたのに、その後も淡々とお話を聞いてしまいましたんで、もっと喜ぶべきだったかな、なんて、診察室を出てから反省した次第です。

 術後一ヶ月の診察の時に、リンパ節に転移していると言われ、直腸癌・ステージⅢCの診断をもらいました。で、抗ガン剤の治療が始まった頃に、このブログを立ち上げて、1年が過ぎようとしています。
 ネットに数ある闘病ブログに刺激を受けてのことですけど、検索しますと闘病ブログって、ホントにたくさんあるんですよ。しかも、そのほとんどがガン患者のブログなんですよね。 
 おそらくこれは、ガンという病の特殊性が関係しているように思います。特に末期癌と診断されることは、人生の終着点を設定されたようなものですから、いやが応にも、残された時間をいかに生きようかって考えさせられます。末期癌で無い僕でさえ、柄にも無いことをいろいろと考えたくらいですから。
 まあ、このブログは、スタートからして、闘病ブログって感じではありませんけど、本来の闘病ブログって、人生を濃く生きようとしている人たちの自己表現の場なんだと思います。ですから、ブログのネタが、病気自慢になろうが、家族自慢になろうが、そんなのは、どうでも良いことなんですよね。
 
 しかし、考えてみれば、人生の終着点というのは、本来、全ての人に設定されているわけです。末期癌を宣告されるのって「いずれ死ぬ」と云うことでしょうけど、それって、誰にでも当てはまる、当たり前のことですよね。結局は、死を意識しているかしていないか、言い方を変えれば、生を実感しているかいないかという違いに過ぎません。

 僕は、このところ、自分が経過観察中の癌患者であることを忘れていることが多くなりました。そして、死を意識しなくなってきただけ、生きることの意味も考えなくなってきたように思います。
 でも、それって幸せなことなんだと思うんです。

 生きていることを実感することなく、毎日を過ごすことができるなんて、最高に楽ちんな、最高に贅沢な人生の送り方ですから。

2 件のコメント:

  1. ほんとうにおめでとうございます。
    亜弥さん復帰の現場で大sansanの全快祝いもやりましょう。

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    1. ありがとうございます。
      チケット争奪戦を勝ち抜いて、
      いえ、チケット取れなくても行きますよww

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